幸せを感じる日

朝起きてカーテンをあけたら今日は晴れ。

裏庭の川を流れる水の音を聞きながら、午前中の光を浴びて庭の木の葉の緑が輝いているのがとても美しくて、現在無職のわたしは窓際に長いこと座ってそれを眺めながら淡い幸せを感じていました。

昔は旅先でしか、そんな気持ちにならなかったものだけど。
きっと日々に気持ちに余裕がなかったんだろうなぁ。

わたしの両親は頻繁に喧嘩をします。
小競合いから大喧嘩まで、豊富なバリエーションを持っています。
そんな実家では気が休まらないので、わたしはずっと一人暮らしをしていましたが、父が闘病中なので、現在は正味4ヶ月程実家に滞在しています。

父は末期癌とはいうものの、本人は知らないのもあるし、現在は体調も良く元気なので、相変わらず母とバトルを繰り広げています。

でも、それも今のわたしには、それすらも幸せに感じます。
父も母も元気で生きていてくれている今の時間に感謝しています。

両親は幸せとは思っていないだろうし、お互いにうんざりしてるんだろうけど。昔はわたしもそれを見てうんざりしていたし、なんなら相性が最悪なんだから離婚したらいいくらい思っていたんですけどね。

でも、わたしにはわからない夫婦の関係があるんでしょうね。
色んな意味で巻き込まれないように、わたしは両親と過ごせる今日の幸せに感謝しようと思います。